インペリアルのロゴは昔モノポストから出ていたオプションデカールです。
デカールの質も透けることなく、発色もよくて非常に使いやすかったです。
キット付属のJPSデカールを貼るよりはかなり快適です。(あのラインデカールはともかく透けてしまうのがチビシイです)
このロータス78はグランドエフェクトカーの先駆けとして有名なマシンです。
特徴的な翼断面のサイドポッドの構造などもこのキットを作るとよくわかります。
反面、意外とごちゃごちゃしているリアセクションは空力的にまだまだ洗練されきっていないことからも、このマシンが空力時代の幕を開けたことがうかがえます。
またサイドポッドの面積を極力大きくとるために絞り込まれた細く低いモノコックには昔のF1の危うさを感じさせられます。
(もちろんアルミモノコックです)
ビッグスケールのF1の中でも完成させるとひときわ「長い」完成品です。これもサイドポッドをできるだけ大きくするためだったのでしょう。
複雑な形のインダクションポッドがついていますが、この部分がこのキットの最大の面倒くさいところでしょうか。
複数のパーツから構成されるのですが、意外と合いが悪くて比較的多くのパテを使用することになります。
あと、エンジンとギアボックスの接着はしっかりと。
この78は完成後、輸送中にパックリとはずれてしまって泣く泣くリアセクションをばらしたことがあります。
【実車解説】
77年のロータスと言えば黒にJPSカラーですが、77年の最終戦の日本グランプリにグンナー・ニルソンのマシンのみ「インペリアル・タバコ」のカラーリングで登場しました。
黒のイメージが強かったロータスですが、赤いのもなかなかいいと思います。1ブランドのロゴで綺麗にまとめられているのがいいですね。
【モデル解説】
タミヤの1/12のキットとモノポストのデカールを使用しました。最近はスタジオ27からもこのデカールが出ていると思います。
基本的にカラーリングのみの違いですが、なにせ資料が少ないのが困りモノでした。
作者:めが
カーナンバーは「6」。もちろんグンナー・ニルソンのマシンです。
キット自体はストレートに組んでます、っていうかそれだけで精一杯って気もします。
カラーリングは当時の資料が少なくて困ったのですが、よく写真をみてみるとマシン全体が赤ではなく、サイドポッドとフロントウィングはそれより若干暗い赤に見えます。どうやらメタリックレッドっぽい塗装がされていたようです。
実際に使用したのは明るい赤の部分にモデラーズのブライトレッド、暗い赤にもモデラーズのメタリックレッドを使ったと記憶しています。
(・・・歳をとると記憶が(笑))
ロータス78(77年日本GP)