タイレルＰ３４（７７初期型）

流れるようなボディラインがよいですね。実車も車重が重くなってたようですが、このキットもレジンムクなので大きさの割に（Ｐ３４はかなり小さいのです）重いです。

思えば７７年型のＰ３４のキットはこれが最初だったような気がします。もちろんラジコンではタミヤがありましたが当然絶版でしたし（今はスペアボディが買えるけど）、マッチボックスのキットなんかどこにも無かったですから、これが出たときとても嬉しかったですね。

【実車解説】
７６年に好成績を残したＰ３４は７７年にはシャシーはそのままであったが、フルカバーのカウルを与えられ空力的に進化を遂げた。実際その効果はあり、オフシーズンのテストでは非常に好調で７７年シーズンの台風の目とされていた。
シーズン序盤、予選ではシングルグリッドを確保する速さを見せるが徐々に戦闘力が低下（フロントタイヤの開発停止が原因）、中盤以降はグリッド中段に沈む。大規模な改造をうけたＰ３４（後期型）はシーズン終盤に好成績を残すが、合計２７ポイント（２位１回、３位３回含む）でランキング５位に終わったタイレル（それでも晩年に比べれば非常に良い成績である）は７８年シーズンから４輪に戻ることになる。

【モデル解説】
ＷＡＶＥの1/２４レジンキット。ＷＡＶＥのレジンキットは構成が非常にシンプルで抜きもよく楽に完成させることができて好きです。（最近はＦ１ださなくなってしまいましたが）
プロポーションもとてもよく、遠目からみたらタミヤのラジコンにみえるくらいです。（誉めているのか、コレ？）リアウィングプレートや一部の金具パーツはエッチングが使用されています。
ただし、デカールは透けます。一応２枚重ねをしましたが、それでも弱いのが難点です。（というか元から「白」が白くない？）

作者：めが

ブルーと白がとてもきれいなクルマ。
最近のスポンサーロゴ貼りまくりのＦ１とは違って非常に洗練されたカラーリングだと思います。（赤いバックミラーもアクセントになっていていいですね）
ブルーはもちろん（？）モデラーズの「ブルー」を使用しました。

タミヤの１/１０ラジコンは白い部分と青い部分が別パーツになっていて非常につくりやすいのですが、これはレジンキットなので当然「一体」です。たしかラインすら入ってなかったような気がします。マスキングが苦手な私としてはなかなか辛いものがありました。（マスキングゾルがどうも使えないので、テープのみを使用しています）