この時代はマイナーチームは写真が少ないので困りモノです。コクピットサイドのロゴが左右で違うのは知っていたんですが、さて両面全体が映っている資料が無い無い。(特に右側)昔のオートスポーツオートテクニックをひっくり返しました。(そうすると資料探しのつもりがついつい読みふけってしまうので、作業遅れる送れる(笑))
【実車解説】
80年用のタイレルのマシン。この年は前年度に活躍したウィリアムズFW07を模倣したデザインが多く、タイレルもそれに倣ったクルマになっている。(マシンデザインにかける予算が少なかっただけかもしれないが)
とはいえ、それなりにコンスタントな走りを見せ新人D・デイリーとベテランJ−P・ジャリエの手で12ポイントをあげ
コンストラクター6位を確保している。
しかし、この年のタイレルはそれとは別のことで記憶に残っている。それは「
空とぶデイリー」や「モナコ1周目1コーナーで2台共倒れ」などである。またM・サックウェルが19歳でデビューした時のクルマもこの010であった。

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【モデル解説】
タミヤの1/20のウィリアムズFW07からの改造です。昔のMG誌のF1コンテスト用に作りました。(準グランプリをいただいちゃいました)
元のクルマがFW07のコピーマシンに近かったので大規模な改造ではなく、ポイントをおさえた改造で作ることができました。カラーリングはマスキング、
ロゴは手書きとインレタです。(まだカラープリンターなど個人で持つ時代ではありませんでした)
FW07はいろんなマシンのベースにできるので、非常に役立ちます。(笑)


作者:めが
FW07からの改造ポイントはだいたい・・・

・ノーズ形状の変更(若干延長して全体をフラットに。フロントウィングは撤廃)
・サイドポンツーン上面の変更(全体的にフラット。エアアウトレットも左右非対象)
・ヘッドレスト後方カウル形状の変更
・リアウィング(ステー含め)の変更

です。ね、改造ポイント少ないでしょ。

このモデルの場合はやっぱりカラーリングが重要なポイントになりますね。
トリコロールのキャンディカラーはキレイでいいですね。(近年のF1はスポンサーロゴ書きまくりで下品な感じすらします)。
カラーリングは曲線が多いので
マスキングとフリーハンドを駆使しまくりでした。特にボディ後半の白のラインはフリーハンドです。(マスキングゾルは苦手なんです)
キャンディのロゴも
ホワイトデカールに手書きをして切りぬいて貼りました。まだパソコンが高価な時代でした。(スキャナなんて大金持ちの持つものの時代)
ゼッケンやグッドイヤーなどは流用です。

タイレル010(80年)