実車の話が長くなってしまいました。(^^)
というのもキット製作的には特になにも無いんですよ、このキット。
それだけ
出来がいいというかなんというか、塗装もキャメルイエローで決まりだし。

あとはアンテナ類を真鍮線でつけるくらいですかね。
この頃のターボカーはほとんどがカウル内に収まっているので、フルキットでは無いこういうキットの場合は非常に楽ですね。
反面、フルキットになれば
ターボ独特の配管や配線がのた打ち回っているので大変になります。

そういえば
タミヤが当時1/12で100Tの図面引いていたという噂がありましたね。
もうちょっと活躍してれば1/12で出たのかなぁ。(残念)
【実車解説】
 88年、A・セナがマクラーレンに移籍した代わりに前年度ワールドチャンピオンのN・ピケが加入し中嶋悟と共にシーズンを闘ったマシン。
前年”複雑過ぎる”アクティブサスを放棄したうえで前年同様、当時最強の
ホンダV6ターボを搭載するなど体制的にはマクラーレンと互角なはずであった。
しかし開幕するとまったくの
期待ハズレの戦闘力しか持ち合わせていなかったことが判明する。原因はサスペンションの設計が決定的に悪かったらしく、ロードホールディングに欠け、コーナーリング中に不安定な挙動を示す性格であったらしい。
結局シーズンを通して、同じターボ勢の
マクラーレンフェラーリはおろかNAのベネトンにも置いていかれ、ピケが3位入賞3回などで20ポイント(シリーズ6位)、中嶋は開幕戦の6位入賞が1回だけであった。コンストラクターはかろうじてウィリアムズを押え4位であったが、この不振のせいか翌年からはホンダエンジンを失いロータスは没落への道を転がり始めることとなる。

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【モデル解説】
ウェーブの1/24のレジンキットです
ウェーブのシリーズはフルディティールでない分どれも作りやすいです。
プロポーションもよく出来ているので好きなんですがね。(シリーズ再開は・・・無理だろうなぁ)

メインボディがほとんど
一体のレジンキャストで翼端板などがメタル製です。翼端板はまだこの時代は平面的なので、プラ板などで薄々攻撃するのもいいでしょうけど、私はしませんでした。(笑)

たしかタイヤは
ゴム製になってました。(シリーズ初期はタイヤもレジンでしたが)

作者:めが
戦績はともかく、形はカッコイイと思うんです、このクルマ。
基本的な
コンセプトはおそらくマクラーレンMP4/4と同じで「低重心」にあったのではないでしょうか。MP4/4ほどではないですが、かなりモノコックの高さは低いです。

私的には99Tより100Tの方が中嶋が活躍したクルマとして記憶に残っています。2年目になる中嶋はF1にも慣れて88年シーズンは予選では時折ピケより上位のグリッドを得ることがありました。
88年の日本GPも忘れられない一戦でした。
中嶋は予選で6番手を得たもののスタートでストール。幸いエンジンはかかって最後尾からの追い上げを見せ7位でフィニッシュしました。中嶋のベスト2のレースではないかと思います。(実はこれが私の初めて生で観たF1GPでした。87年はチケット抽選に外れたので・・・)
ロータス100T(88年)