うん、やっぱり銀色よりもこっちの方がカッコいいと思うなぁ。
アッパーカウルがノーズ含めて1ピースなので一気にストリップ状態になります。
タミヤらしいのはこの大きなカウルが完成後もかっちりとはまる事です。
こうしてみるとフロントウィングでかいですな。
カウル外せます。
キットままなのでシンプルですが、まぁええでしょう。
最後のホンダV12エンジンですね。
鈴鹿の日本GPで”ガンバリ過ぎ”て2周でブローしたのは今となってはいい思い出です。(笑)
リアウィングのオレンジが蛍光でも無いのに退色してますが、撮影ライトの反射だと思ってください。
コクピットまわり。
素組みなのでフロントスクリーンが分厚い?
あとタイヤがまっすぐなのにステアリングが切れているのはご愛嬌。
今もですが、コクピットの中が黒一色なのであまり見栄えがしませんね。
フロントウィング翼端板からフロントタイヤ後ろまで伸びるボーテックスジェネレーター(コレも本来の役目と呼び方が違う気がしますが)がこの頃流行の空力パーツです。フロントタイヤの起こす空気の渦を制御する役目を持ってました。
サイドビューもMP4/6の進化型なのがわかりますね。
フロントウィングの翼端板が大きいですね。この頃の流行です。
キットはタミヤスタンダードでとても作りやすいです。
が、マルボロ・マクラーレンの場合最も問題なのはカラーリングです。
オレンジの色調はぶっちゃけ写真やテレビと実車は全くちがうので、もうこれはその人の好みで塗るしかないと思います。
ワタシは蛍光オレンジではなく、明るいオレンジ色を選択しました。やはり写真やテレビで見ている印象
が一番しっくりくるので。
なので、確かオレンジの塗装は普通の(蛍光ではない)色にしました。実は蛍光オレンジはMP4/5Bを作った時に一度使ってみたのですが、やっぱりクリア吹いた後の滲みに苦労した経験もあり回避しました。
ストレートに「レーシングカーっぽい」スタイリングですね。
細く低いノーズにでかいウィング、太いタイヤ・・・子供が描きそうなF1マシン(笑)。キライじゃないです。
まさにMP4/6を洗練した形ですが、凡庸なクルマでした。
シーズン5勝もしているのが印象に薄いのは実力でまったくウィリアムズFW14Bに適わなかったからですかね?
92年のモナコGPは名勝負としてよく紹介されますが、あれは単にマンセルがトラブルでピットインしなくちゃいけなかったからの結果であって、セナが最後まで抑えられたのはモナコだったからだけなので、個人的には(面白かったけど)名レースでは無いと思ってます。
【実車解説】
92年ホンダ第2期活動の最後を飾った(後に第3期があったのでプレミアム感が薄れたカワイソウな?)クルマ。
空力コンセプトは前年のMP4/6を進化させたものであるが、メカニズム的には新技術を投入し、電子スロットル(”通称”フライ・バイ・ワイヤと呼ばれる)や、エンジンファンネルの可変トランペットシステムなどを投入し電子制御を積極的に投入したいわゆるハイテクマシンである。また車名がMP4/7”A”とされているのは、後々にアクティブサスペンションを投入して”B”になると言われていたが、開発が遅れ第13戦イタリアGPのフリー走行でアクティブカーを走らせたが熟成不足と判断され、結局シーズン終了まで”A”のままであった。
しかし、シーズンを通してハイテクカーの傑作”FW14B”に対して力及ばず、常にウィリアムズの後塵を拝してしまう。それでもセナ3勝、ベルガー2勝を挙げているのはドライバーの力量に負うところが大きかった。年間ランキングもセナ4位、ベルガー5位(3位はベネトンの”新鋭”ミハエル・シューマッハ)、コンストラクターズは辛うじて2位という前年ダブルチャンピオンとしては苦しいシーズンであった。
【モデル解説】
もちタミヤの1/20グランプリシリーズです。
まるで新作のような顔してますが、実は10年以上前に作った旧作(笑)。思いのほか保存状態が良かったので手入れして撮影しました。ぶっちゃけ細かいこと忘れました(笑)。
とはいっても塗装はワタシの芸風とおりで、白はモデラーズのスーパーホワイトです。オレンジ色はたしかタミヤのブライトオレンジ(だっけ?)、いわゆるマクラーレン用のやつだったと思います。クリアはモデラーズのスーパークリアです。
カーナンバーは「2」、ゲルハルト・ベルガーです。おそらくこのキット作る人の9割はセナだろうから、あえてベルガーにした憶えがあります。(ベルガーも好きなので無問題)でも、私にしては珍しくドライバーが乗っていませんね。なんでだろう?
デカールのオレンジ部分が退色しているのが年季入ってる証拠ですね。大人の対応で気づかないふりしてください(笑)。
作者:めが
マクラーレンMP4/7A (92年)