並べてみました。
直接の進化型(翌年度マシン)なんですが、2段階くらい進化しているように見えますな。
78はいかにも「70年代」の匂いがするんですが、79の方は「80年代」のクルマですね。79はデビューが78年なので2年ほど他車より先に行っていた感じです。
(しかし翌79年には中段に埋もれてしまうことから、やっぱりF1マシンの進化というか、デザイナーのキャッチアップ力って凄いなぁ)

うーん、やっぱり前輪の大きさの差がちょっと気になる。
ドライバーフィギュアがそうとう圧縮されているのがわかりますかね?(腕がめっさ短くなっています)
黄色のレーシングスーツってのは当時すごく独特で、しかも青いクルマ(タイレル)や黒い車(ロータス)に乗るので非常に目立ちました。(他に黄色いスーツっていなかったように思います)
80年代後半にキャメルが出てきた頃からめずらしくなくなってきた色ですが。(キャメルイエローよりもっとレモンイエローに近い色でした)

反射しまくりですが、サイドビュー。
前輪が78年としてはちょっと大きい気がします。翌79年からフロントタイヤはウィングカーのダウンフォースに耐えるために大型化されるのですが、78年はまだ少し小さかったはずです。でもタミヤの78のタイヤは逆に小さすぎる気もするので、微妙なところです。
ロニー・ピーターソンと79というのは個人的にはあまりいい印象はなくて、ピーターソンは79ではオーストリアGPで一回勝っているだけですが、2位が3回あります。それもすべてアンドレッティが優勝しているGPで。
そう、いわゆる「チームオーダー」でピーターソンは完全にNo.2待遇だったのです。(当時は当たり前の話だった)
おかげで、私にとってはピーターソンと79というのは「我慢してる」というイメージが強く残ってしまっているので、あまりいい印象が無いのです。

スタジオ27のキットはタイヤがゴムで抜かれているので楽ですが、そのままで表面削ってないので新品タイヤみたいなツヤがでてますな。

ロータス79はもはやある世代にとってはトラウマに近いくらいモデル化要望が強いキットなのですが、いまやいくつかリリースされていて(いた)、1/20ではT'zファクトリー(記憶上一番最初にキット化したと思う)やスタジオ27からはスタンダードキット(今回作ったやつ)とフルディティールがリリースされ、最近モデルプラス(イタリアのガレキメーカー)から、ついに1/12でリリースされるという活況ぶりです。

当時、あれだけ活躍したにも関わらずタミヤからはリリースされませんでした。おそらく前年にロータス78を出したので、2年続けてというわけにはいかなかったのでしょう。
おかげで、いまだにホビーショー行くたんびにタミヤの人に「79出しません?」と言うおっさんがココに一人誕生してしまったというわけです。



【実車解説】
デビュー以後は1978年シーズンを席巻したロータス79ですが、今日(08年)のようにチーム間格差が大きくなった時代と比べると数字的にはそれほどでも無いように見えますが、昔はチーム力が拮抗していたため、とても衝撃的でした。(私なんかは完全にその印象が脳髄に刷り込まれています)
79はデビュー後11戦中6勝。うち1-2フィニッシュは3回(2台とも79の場合)でした。ただ、失った5勝のうち1回はイタリアGPのマリオのフライングによる降着なので実質6勝相当かな?
予選の方はもっと圧倒的で11戦中10回を79がとっています。(フロントロー独占は5回)デビュー戦のベルギーGP予選で、いきなり2番手のカルロス・ロイテマン(フェラーリ)に0.8秒のタイム差をつけてのPP獲得でしたので、そのインパクトは大きかったです。(このGPではピーターソンは78を使用していた)
ピーターソン仕様の79はその長身のためロールバーの形状がアンドレッティ車と異なっています。昔はこういうことが同じチームの車でありましたが、最近はあまり見かけませんね。

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【モデル解説】
08年ホビーショーのロニー・ピーターソン特集で製作した1台。
スタジオ27の初期レジンキット(フルディティールじゃ無い方)です。
キットは超スタンダードなパーツ構成でほとんどメインボディと前後ウィングつければほぼ完成みたいな感じです。
ボディの形状はノーズ周りがちょっとスクエア気味かなぁ、という感じもしますが、単に私の主観のような気もします。個人的にはノーズ上面のラインはあまりエッジは見えなくて「ぬるん」ってしている印象があります。特に終盤戦を走ったクルマはそう見えます。

ドライバー人形はもちろんタミヤのものですが、コクピットの空間にうまく入らないので、かーなーり削っておよそ人の骨格では無い形状になっています。それでもオーバースケール気味な感じが。
ヘルメットのひさしは付けてません。78年もレースによってはついてない時もあったからで、決してひさしのパーツがもう無かったということではありません。(笑)

作者:めが
ロータス79