この角度から見ると、このクルマがプリンスR380に与えた影響の大きさがよくわかりますね。

ボディカラーはシルバー1色なので非常に地味ですね。たしかグンゼのシルバーだったと思います。シルバーのクルマって上からクリアを吹いてもなかなか効果がでないので困ったちゃんです。
【実車解説】
64年の第2回日本グランプリに出場したある意味ヒールを演じたクルマ。式場壮吉のプライベートエントリーであったが、実はプリンススカイラインの圧勝を防ぐためにトヨタが輸入して渡したとかいうウワサもあった。
ライバルの生沢徹曰く「
俺達が三菱ミニカで走っていたところにセナのF1がきちゃったようなものよ」というくらい当時最新鋭のレーシングカーでした。
ところが
雨の予選でクラッシュしてしまった904は応急修理をされて決勝を走ることになる。もはや伝説と化した「スカG伝説」の幕開けである。
最終的には904の圧勝に終わるのであるが、このクルマの登場が後の
日本のレーシングカーの進化に与えた影響は非常に大きいと言える。
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【モデル解説】
LSの1/24です。もともとはスロットカー用のボディにシャシーと一部メタルパーツ(ホイルとミラー)をつけたキットです。おかげでキットの内容に反して値段が高いのが難点です。
904自体のキットはたしかもう一個どこか(モノグラムだったかな)のがあるのですが、
日本グランプリ仕様はLSだけなので、それはそれで貴重な存在かも。(デカールだけだけど)


作者:めが
元がスロットカー用のボディだからなのか、細部ディティールは最小限でしかしかありません。後からつけられたメタルのホイルはいい感じですが。
若干フロントのまわりが薄べったく角張っているような感じもしますが、全体的にはいいイメージではないでしょうか。

フロントまわりは予選でのクラッシュの修理跡ですが、ミッキー・カーチス曰く「
旅館の浴衣にプラスチックを染み込ませて直した」らしいです。(スゴイ話)
キットには緑色のラインデカールがこれ用に入っていたのですが、イマイチなので黒いデザイン用紙テープで「応急修理っぽく」やってみました。

ポルシェ904カレラGTS