次にグリップを台尻部分を一旦切り離し、その間で2センチ程エポパテ延長&ライン修正。

こうなると、全体のプロポーションがシリンダーまわりだけ貧弱になるので、シリンダーを1センチ延長&5mm外径アップ。ついでに固定だった弾倉の回転と簡単なラチェット機構を仕込んで。
銀河鉄道のパスは適当にドローイングソフトで書いてプリントアウト。(@15分)
便利になったモンです。

今回の一言
なんか、いっぺんこういうの作ると卓上旋盤とか欲しくなってきちゃう。
で、そういった改造に合うように、フレーム各部を延長したり太くしたり大型化。と。
さらには、元パーツ自体の(多分原型そのものの)ゆがみを徹底的に訂正。
以上、まぁ早い話が元部品のままはゼロ、芯にしかならなかったと(苦笑)
平面・直線はまぁまだしも、円柱形部品のフリーハンド作成は、クソめんどくさかったです。
本来、器械加工で作るところだもんなぁ・・・

塗装はオーソドックスに、シルバー厚塗りの上から、クリアブルーとフラットブラックの薄重ね吹き。2000番ペーパーで、こすれそうな部分をさっと撫でてエッジ光らせて。
グリップは適当に木目調に塗装してドクロは最後に。


ちなみに、一部の零士ヲタには有名な話ですが、戦士の銃のデザインベースは、
コルトM1848「ドラグーンピストル」という銃だそうです。

これは44口径・銃身長7.5インチですので、まずコレに合わせて銃身を太く長く。それにバランス合うようにフラッシュハイダーを延長&大口径化。



この商品は、一般的には絶版と思われており、一部のショップやオクではプレ値がついてたりしたのですが、ダメ元で製造元に電話でチョク問い合わせたら「あ、若干ですけど在庫ありますよ」。
で、入手。
で、箱あけて 「わ、小っちぇぇ~~~~~!!」

子供サイズですよ、コレ。手に持ってみたら、なんか小指の行き先がねぇんですよ。
銃口部の穴なんか、直径も深さも3mmほどしか無いし。
で、仕方がないので、大型化することに決定。

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【モデル解説】
私は、しばしば
『アレが欲しい!もう欲しい!!今すぐ!!欲しいよぉ〜〜〜!!ジタバタ』な状態になります。
そういうときには、ヤフオクで散財したり、リサイクルショップめぐりしたり、
本作のように、自力ででっち上げたりします。こいつについては、近年、全金属製の完成品が発売されてはいるのですが、定価で10万ほど、しかも生産終了品で、入手ルートはヤフオク、またはまん〇らけみたいなトコ経由。てな訳で『じゃ、作るか』となりました。
とはいえ100%フルスクラッチというわけではなく、一応ベースになるレジンキットは有りました。大阪にあるユウビ造形という、樹脂成型やFRP加工をするれっきとした会社さんが、松本センセから正式に版権を取得して出してたものです。以前、”SMAP×SMAP”でキムタクがハーロックやった時にも小道具として使用されたそうで、出来はとてもよいとのうわさを何度か目にしていました。

作者:へてかるぴ



1/1 コスモドラグーン ”戦士の銃”(銀河鉄道999)