「ニック・ラムダに謝れ」(めが)
しかし、コイツもコンドル1号同様、製作時の資料読み込み不足から元設定と違う塗り分けがあったりする…

ま、そういう仕様なんですけどね。
ワザとですよ、ワザと。ええ。

(脳内設定)
スーパースワローのデザインは、どうも航空機ではなくフォーミュラーカー辺りがモチーフではないか
という気がします。胴体部とか尾翼とか、エンジン周りとか。
ZATメカの特徴の一つである機体各部の赤い玉は、設定上ミラクルレーダーというものなんだそうです。
赤玉がコンドルより多いので、索敵能力もかなり高そうです。
ひょっとすると、製造元はF1と飛行機両方のノウハウを持っているホンダ辺りかも知れません。
家電メーカーも何社か絡んでいるかもしれません。
この
際、面白いからスーパースワローは日本製の機体という事にしてしまいましょう。

こいつ(スワロー)は、平面や単純な曲面部分での組合わせばかりで、商品b焜Rンドル1号の後という事も有るのか、比較的合いもよく、すり合わせは特に手ごわくありません。

その反面このキットは、裏から見るとフタなしがらんどう状態で内側丸見えだったり、
コクピットが無かったりと思い切った省略が多いものでした。よく言えばシンプルな構成です。
コクピットなんて、バスタブどころかつんつるてんのボディーにキャノピーを接着するだけです。

とりあえず適当にボディー上に穴あけて、コクピットぽい空間を作って、当然人形も無かったので、コンドル1号のキットに2体付属してたゼロ戦パイロットに一人来てもらいました。

(ウルトラマンタロウ)
それと、この機体には何故か設定上もZATの隊マークがどこにも入っていません。

ラインとかの塗り分けだけなら、劣化したデカール使うよりもマスキング塗装の方がキレイですので、
付属のデカールは結局使いませんでした。

他には、ゼンマイ走行の為か、主翼の垂れ下がりが少ないので劇中に合わせてキツ目に。

また、垂直尾翼の高さをかなり低くし、その後退角も少しきつくしたので、かなり脳内イメージに近づきました。
(最初は殆ど鳥居みたいでしたけど)


エンジン部は、車のエンジンをイメージしたと思われる妙な変形六角柱の各部から、先端がラッパになったマフラーが何本もにょきにょき生えてる、(しかもメインノズルらしきものが無い)という奇怪なものでした。

ここは基部のハコだけ生かして、ジャンクパーツの組み合わせによる自作にて完全変更しました。

■機体設定
(オフィシャル)
「宇宙科学警備隊」ZAT(Zariba of All Territory)が使用する高速戦闘機。
最高速度マッハ9.1 全長19m 全幅17m 全高9m 定員1名(最大2名)
機体下部に吊り下げ型の大型ミサイルランチャーを(装弾数 数百発!!)持ち、
両翼端に速射ビーム砲を持つ。推力が高く、運動性に優れている反面、操縦が難しい。
単独大気圏離脱能力もあり、もちろん宇宙での行動も問題なく可能らしい。

(後付けオフィシャル)
両翼は反重力コイルを内蔵しており、その揚力を利用して飛行している。
「コンドル1号」より後に開発された比較的新型機であるが、操縦性などの点から主力をコンドル1号に譲った。


次に大きく手を入れたのはゼンマイボックス(設定上はミサイルランチャー)周り。
先端の2本のツノ(設定上はどうもコレが数百発発射されるようだ)だけはシャープにして流用し、
それ以外はジャンク合成で自作しました。


着手当初は無改造で作る予定でしたが、ゼンマイが自然劣化で使い物にならなくなっており、(ゼンマイボックスの樹脂製ギアが風化して砕けてました)、一転、ディスプレイ仕様にする事にしました。

コンドル1号と同様、赤色の色分けはすべて別部品となっており、無塗装でほぼ色分けが完了します。


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【モデル解説】
使用キット:バンダイ スーパースワロー(ノンスケール:1/100程?)

■キット概要
本作は、元々懐かし物プラモのネットコンペ『懐コンX』エントリー用に作ったものです。
バンダイマスコミシリーズ68、‘73年製の当時モノです。
完成時全長約20cm、全幅約17cm。
ゼンマイで走行し、ミサイルギミックがあります。が、非常に発射しにくいミサイルでした。
この辺りはイマイやアオシマの方がウマいようです。発射テストの際に発射装置が折れました
(んで、ディスプレイモデル化ってのも有ってオミットしました)。

作者:へてかるぴ



スーパースワロー