ミサイルは、以前製作したスーパースワローに付属していたミサイルが、バンダイとアオシマというメーカー違いにもかかわらずほぼ同形だったので流用しました。

ただ、スプリングの余分が無いのと発射機構の劣化による破損が怖いので、スプリング無し・形状再現のみとしています。
画像提供「みくに文具」
リアルタイプ(お腹に注目)
さすがにジャンク品という事で当時のミサイルは残っておらず、また左の足裏(ミサイルカバー)と、左側の腹部タイヤカバーが欠品でしたが、カバー類は手持ちのマシンアストロンのパーツより複製して調達しました。


■ 一言:
ほぼ無改造でしたので、ココ数年無かったくらいに早く作業が進みました。

アオシマ製品には、クォリティ的にはあまり良いイメージが無かったのですが、本キットは古いキャラ物キットとしては抜群に高精度だったように思います。

(改造箇所
・ 塗装の都合を考え、フロントフォークとハンドルを後付けできるようにした。
  (塗装後に加工部分を復旧したので、形状は元のまま)
・ 両腕にロック機構が全く無いので、きっちり縮んでいる状態で保持できなかった為、磁石を内蔵して収縮状態のロックとした。
・ 両こぶし部分の突起具合が目立つので、劇中の形状に似せた差換え用パーツを用意した
・ ゼンマイユニットを外して換わりに取り付ける、劇中の形状に似せた腹部差換え用パーツを用意した

『素組って、なかなか良いモンです』
■ 作品説明:
かなり希少なキットであることと、個人的にプラモのデキよりも品物そのものに思い入れが非常に強いもので、基本的に無改造で組み立てました。

ザボーガーの形状は、難点といえば拳の部分が少し目立つのとハンドル形状が陸王(昔のバイク)みたいな古いデザインである事くらいで、各部のジャバラ状部位のスジまで接着面でのズレが一切無いという70年代初期のキットとしては非常に良いもので、アオシマ製品に対する偏見が少し是正されました

作業は当初、接着ラインもあえて消さずに残す方向でやるつもりでしたが、やはりそこはちゃんと処理する事にしました。また、下記の4ヶ所のみ少しだけ「弄って」います。

■ 懐かしポイント:
当時、ザボーガーのキットはブルマァクからマスコットサイズや駄菓子屋キット(箱以外は同じ?)が発売されてたようですが、ギミックのある大きなものはアオシマからしか出ていませんでした。
トイの方ではソフビやら合金やらで数種の商品があったようですが、走らせる都合上なのか、到底バイクに見えないようなローラーみたいな不恰好なタイヤで、子供心にも欲しいと思いませんでした。

アオシマのキットはゼンマイユニットにある側車で走行する構造になっており、実質的には四輪ですが全体としてはこちらの処理の方がバイクの形状が崩れておらず私は好きです。
小学生当時、本っ当〜に!!欲しかったキット」の一つですが、手に入るまでとうとう40年近く掛かってしまいました。


本来、大門のヘルメットにある指令マイクはヘルメット左側にあるべきですが、キットパーツでは右側にモールドされています。が、あえて修正改造せず、そのままにしています。

その大門クンですが、ザボーガーのデキの良さと対照的に、なんとも妙に太ましい体型(しかも全体に小さすぎる)と異様にいかめしいお顔で、正直あまりデキが良くありません。
せっかくなので、少し両腕に可動を設けてみました


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【モデル解説】

使用キット:アオシマ 変身ロボットザボーガー(ノンスケール:1/12程度?)

■ キット概要:
ゼンマイ走行モデル、‘74年製の当時モノです。完成時全長約19cm、全幅約14cm。
ゼンマイ走行し、足の裏からミサイル発射ギミックがあります。

2012年新春に開催された「懐コン9」向けの作品です。2011年に公開された新作劇場版ザボーガーのテンションが残ってるうちに作業できたのはラッキーでした。
組済みジャンク品からの再生ですが、入手経路は実家オモチャ箱からではなく数年前にオークションで落札したものです。
ジャンク品なので箱は有りませんでしたが、古プラモのコレクターで有名な「みくに文具」様より、箱の写真をご提供いただけました。またその際、商品名を記憶違いしていた事も判明しました。

正式な商品名は「
マシンザボーガー」ではなく、「変身ロボット・ザボーガー」だったようです。
また、みくに文具様より頂いた画像と私のモノでは、成型色の赤⇔銀が逆になっています。
生産ロットによるものか、私のがエラー品だったのかはハッキリしません。(明らかに写真の方が正しい配色だし)が、その辺りがある意味「
アオシマクォリティー」なのかもしれません。
以前タイガーシャーク作った時も、箱絵と箱側面の組み立て例写真と成型色とがことごとく違って、塗装に悩んだ覚えがありますし(笑)

作者:へてかるぴ



このキット、小学生当時におもちゃ屋の店頭ポスターで存在は知っていたものの、当時、現物には一度も出会えず、入手できないまま長年探していたのですが、ある日オークションでこれを発見し、ダメ元で入札したところ、数千円であっさりGETできたのです。

が、ご存知の方も多いでしょうが、実はこいつ、番組の放送終了後『
マシンアストロン』というアオシマオリジナルメカに改修されて、金型自体が現存していないため、今後とも再販される見込み皆無の超レア品なのです。現状ではそのマシンアストロンすらレア品扱いのようです。
(昔、病気で入院中のうちのメンバーのお見舞いとして「マシンアストロン」を買って差し入れしたことがある。(めが)
まさにお見舞い。(それは「これでもくらえ!」の方のお見舞いだ))



キットの特徴は、両腕が伸びて「中間形態」といえる状態になる事と、ライダーの大門豊が「ムクのプラ塊」である事です。なんと乗っている
大門の方がザボーガより重いという(苦)

走行用のゼンマイユニットはツメによるカセットはめ込み式で、外すと少しマトモなバイク形状になりますが、その場合、腹部タイヤカバーが無くなるのと、大門が非可動なので自立してくれません

マシンザボーガー (電人ザボーガー)