光ってるぅ!(実際は反射光)
こんなんだった!
このはずが・・・
ベースは、ダイソーの板にニス塗って、市販の金文字を貼り付け。(金文字って結構高価いのね)
支柱は会社のスクラップ置き場で見つけてきたもの。(←結構、宝の山)
(スマヌ、写真トリミングしたので台が映ってない。(めが))

結局、なんだかんだで丸々1年近くかかりました。リライアントの倍ですね。
もうお腹一杯です。

デフレクタ部分の色は悩んだ結果、白地に蛍光剤を塗ってUVランプで発光させて見ました。
薄暗い場所だとかなりギンギンに発光してます。
ただ、自宅で夜にしか見てなかったもので気付かなかったのですが、昼間など明るい場所だと、思ったほど光ってくれません。(静岡ホビーショーでは、言わなきゃ誰も気付いてくれなかった。(泣)
そのうち、青く塗っちまおうっと。)

拡大
で。
こんな手間かけたのは円盤部の上下だけでして。他の部分もパターンの資料はあるにはあるんですが、めんどくさいので適当にやっつけてしまいました。やはり今回も脳内塗装パターンです。
塗装について

『あの』アズテックパターンをどうするか?がキモでした。結局、昼休みに会社の2D−CADでパターンを描き、プリンタ用の紙ラベルにコピーして切り取った、マスキング用シールを使いました。
ベースホワイトで全面塗装した後、チマチマ貼りこんで、ほとんど白同然のグレーを全塗装し、マスキングはがした後に再度軽く白で全面塗装し色調を整えました。

ワープパイロン

前後のスリット内にディテール追加

第二船体

デフレクタグリッドの移動(丸ドアにかからないように少し下げた)、デフレクタ周辺のディテール
同心円の隙間部分内部にフィン追加、トラクタービーム部の形状修正)、シャトルベイのハッチ部分
をラインがシャープになるようにパテ盛り修正

ドーサルネック

第一船体との接合部の形状修正、光子魚雷部分のディテール追加
第一船体

ブリッジ天井部、船長室のライン、下面全体のパネルパターンの修正、下面フェイザーの位置移動
(余談だが、フルタの食玩はこれらが意外に正確だった)

姿勢制御スラスター(黄色い部分)形状修正、外周部の丸窓の位置修正、後部の角窓追加

インパルスエンジン形状修正とディテール追加、左舷エアロックを角型に形状変更、右舷エアロックのモールド削除
【各部の変更点】
ご覧の通り、全体のプロポーションは大変良好ですが、各部ディテールは大ウソの嵐です。
リライアント製作の際に、不可抗力的にエンプラの詳細な部分も「知ってしまった」ので、この際イヤでも修正しない訳には行きません。
どれもこれもチマチマした作業ばかりですが、形状修正作業自体は結構好きな工程ですので、私的には特にストレス無く進められました。
また、今回は「ST2(カーンの逆襲)」時発売のキットを使用したのですが、
当時まさに人気絶頂のスターウォーズシリーズの影響だったんでしょうか?このST2版から悪名高い「木目レンガモールド」が施されている為、まずこれを埋めて消す作業から入らねばなりませんでした。(タミヤの瓶入り溶きパテを2本使いきりました。)

全く、こんな汚いシボ加工するくらいなら、いっそ手抜きして凸モールドにしといてくれた方が消し易くて有難かったんですが。一度埋めてから磨くんだから倍以上の手間です。



そのため、細い接合部はほとんどすべて真鍮線を通し角度をキメてやらなければなりませんでした。
さらに接着部の段差がかなり大きく、その修正も手が疲れます。
幸いと言うべきか、パーツの肉厚があるのをいいことに
大型の木工用ヤスリで「ザッシュザッシュ」と削り出し、ほとんど形状変更レベルのヤスリがけを行いました。

中でも
ワープナセルのパイロンが特にひどく歪んだ状態だったので、お湯で暖めて戻そうとしたらパーツが一瞬で「クチャっ」と半分くらいの大きさに縮んで、使用不能になったこともありました。
(手持ちのもうワンセットのパーツを型取りして対処)


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【モデル解説】
年製作したUSSリライアントに続き、スタトレ物キットの王道とも言える、(そして完成した者が殆どいないと言われるAMT/ERTLの)カーク船長のエンタープライズ@劇場版を作ってみました。

こいつは以前作ったリライアントとは異なり、どんなに手抜きしてもサクサクッとは作れません。
ほぼ20年前のキットなだけに、もともと製品としてのパーツ精度が低い上、パーツが歪みまくっていて、ただ組み立てただけでは各部があっちこっちに傾いて「なんだか違うメカ」になってしまうのです。デカールもセロテープなみの分厚いフィルムで、糊は死んでるし。


作者:へてかるぴ


USS エンタープライズ (スタートレック)